気候変動適応情報プラットフォーム「A-PLAT」
- 平成30年12月に施行された気候変動適応法(平成30年法律第50号)において、国立環境研究所が、気候変動影響及び気候変動適応に関する情報の収集・整理・分析・提供や、地方公共団体や地域気候変動適応センターにおける気候変動適応の取組に対する技術的助言を担う、「気候変動適応センター」に定められています。
- 「気候変動適応センター」は、気候変動による悪影響をできるだけ抑制・回避し、気候変動の適応策を進めるために参考となる情報を、分かりやすく発信するための情報基盤サイトとして「気候変動適応情報プラットフォーム(以下、「A-PLAT」)」を開設しています。是非、ご参考にしてください。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/index.html
- なお、「A-PLAT」の情報のうち、自己学習や研究教材、普及啓発資材等についてのコンテンツを以下に抜粋してご紹介していますので、気候変動についての学習や、地域で普及啓発活動を実施する上でご参考にしてみてください。
「e-ラーニング・研修動画」
- 気候変動の影響や適応について、一般向け、小中高生向けに、自己学習ができるコンテンツが用意されています。また、小中校生向けのコンテンツには、親しみながら学べるよう、クイズも準備されています。
- 地方公共団体や地域気候変動適応センターの担当者向けの研修動画も用意されています。研修のレベルも「新任者コース」や「中級コース」等、対象のレベルに応じて用意されています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/materials/educational/index.html
「A-PLAT KIDS こどものための環境教室」
- 特に、子どもが気候変動の影響や適応について分かりやすく学べるよう、様々なコンテンツが用意されており、クイズや動画のほか、気候変動をテーマとした自由研究のテーマ等のコンテンツが用意されています。
- コンテンツの中の「地域ごとの様々な適応策」の動画では、子どもたちの考える力を育むよう、動画の合間にクイズを取り入れて、分かりやすく制作されおり、出前授業等で活用できます。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/everyone/school/index.html
「普及啓発、コミュニケーション」
- 様々な主体が工夫して普及啓発を実施したり、そのためのコンテンツを作成できるよう、普及啓発の場面別に様々なコンテンツが用意されています。
- 普及啓発の場面としては、「学校で使う」「講演をする」「ワークショップ・イベントを開催する」「パンフレットを作成する」といった、様々な場面が想定されています。
- 例えば、「学校で使う」のコンテンツでは、様々な対象が想定されていることから、想定される対象(小学生、中学生、高校生、大学・社会人、教員等)ごとに、普及啓発のツールを選択できるようになっています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/local/communication/index.html
「ミライ地球ガチャ」
- 「ミライ地球ガチャ」は、ガチャガチャを回して出てくる、未来の地球からのお題(質問)に対し、展示物や資料を見ながら回答することで、身近にある、気候変動の適応について知る(考える)きっかけをつくることを目的とした啓発資材で、小学校中高学年以上を対象としています。
- 利用にあたっては、関連するファイルのダウンロード、編集・複製が自由に行えるほか、地方公共団体に対しては、貸し出しも行われています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/ccca/activities/gacha/index.html
「すごろく「気候変動適応への道」」
- 「すごろく「気候変動適応への道」」は、大人と一緒であれば、小学4年生からを対象として参加できるカードゲームで、楽しみながら気候変動と緩和策・適応策について学ぶことができます。
- すごろくは、家庭、学校での環境学習、自治体での気候変動適応普及啓発イベント等で幅広く利用できるよう、ファイルをダウンロードしてA4コピー用紙に印刷すれば、ゲームセット一式を簡単に手作りできるようになっています。
- すごろくの遊び方の説明書のほか、5分程度の説明動画が準備されています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/ccca/activities/sugoroku/index.html
「うんこ先生と温暖化について学ぼう」
- うんこ先生から出される、うんこ雑学を交えたクイズ(全5問)と解説を通して、地球温暖化の問題と2つの対策「緩和と適応」について学ぶことができます。
- コンテンツは、パソコンやスマートフォンから誰でも無料で使えるようなっています。
- 対象は主に小学5~6年生が想定されています(所要時間は15~25分程)。
- 小学校での授業や子ども向けのイベント等でも活用できるよう、講師向けの進行マニュアルも公開されています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/local/area/chiba/drill.html
「YEARBOOK」
- 気候変動適応センターでは、気候変動適応を分かりやすく紹介するための小冊子「YEARBOOK」を制作・発行しています。
- 「YEARBOOK」は、2021年以降、制作されています。
- 「YEARBOOK」には、国内外の気候変動トピックや、地域での適応策、個人や事業者の適応策について、多くの写真やイラストが使われ、とても分かりやすく紹介されているため、教材・配布資料として活用できます。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/archive/report/2024/0513.html
「熱中症関連情報特設サイト」
- 熱中症関連情報を集約した特設サイトです。
- 国や自治体から提供している情報や熱中症の予防・取組みに関する適応策、また、暑熱健康に関する研究動向についても掲載されています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/climate_change_adapt/heatstroke/index.html
「ネイチャーポジティブと気候変動適応特設サイト」
- 近年、気候変動対策の失敗や生物多様性の損失は、世界経済フォーラムのグローバルリスク報告書で高いリスクとして指摘され、TCFDやTNFDといった、気候変動や自然資本に係るリスクが企業経営に及ぼす影響を、評価・開示する動きが国際的に活発になっている。
- 自然の損失を止め、回復基調に乗せる「ネイチャーポジティブ」は、気候変動への緩和策と適応策の両面に貢献しうる取組みとされています。
- 特設サイトでは、ネイチャーポジティブと気候変動対策(特に適応策)との関係、関連する概念、具体的な対策とその留意点、自主的取り組みを支える認証制度等の動向について紹介してます。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/private_sector/nature-positive/index.html
「地域気候変動適応センター業務ガイドブック」
- 本ガイドブックは、地域適応センターの中長期的なあり方や、将来像を見据えた役割や機能、方向性等を整理することで、地域適応センターが、地域での気候変動適応の役割や実践等を検討する際の参考になるよう、作成されています。
- 本ガイドブックの作成にあたっては、気候変動適応センターが事務局を務め、当センター(徳島県気候変動適応センター)を含めた地域適応センターの参加・連携のもと、作成されています。
- 地域適応センターの特徴的な取組について紹介されており、地域適応センターが地域での気候変動適応の業務を実践する際の参考となる資料となっています。
- 「徳島県気候変動適応センター」の取組の紹介として、「徳島県気候変動適応推進員」と連携して、地域の関係者に適応策に関する内容のインタビューを実施した「事例紹介インタビュー」のコンテンツのリンクが紹介されています。
- https://adaptation-platform.nies.go.jp/local/lccac/pdf/lccac_guidebook_202502.pdf
「A-PLAT メールマガジン」
- 「A-PLAT メールマガジン」では、A-PLATの更新情報や関係府省庁や研究機関の動向、自治体や企業の適応情報やインタビュー記事、国際ニュースなどを配信しています。
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